しんしんと
2011年 02月 15日
しんしんと雪が降る、
昨日はそんな夜でした。
雨がざーざー降る、とはいかにもな騒音ですが
しんしんと降る、なんて
この無音で静やかな感じをあえて擬音で表現するところが
日本語の美ですなぁ。
今「日本の音を聴く」という本を読んでいて
古事記とか、はるかむかしの文学のなかに沢山の音が出てくるのがおもしろい。
人間の感覚は進化とともに衰えてきてるけど中でも著しく鈍ってるのは
聴覚なんだそうです。
蓮の花が咲く瞬間、音が鳴ったらしい。
はるか昔、そんな瞬間をうたった歌がいっぱい残ってるとか。
花開く時、音があふれてくるかのような感動を覚えたのか
ホントに聞こえたのかわからないけど
どちらにしても、なんだかうっとりする美しさじゃありませんか。
昨日は雪の浅草寺。(写真は五重塔)
ライトアップされておつな情景でした。
↑日曜日、横浜の三渓園「梅まつり」でお囃子演奏をしました。
梅まつり、なのに梅の木が見あたらず盆栽の梅を。
これもなんだか日本的発想の美ですな。
↑ご一緒させて頂いた、地元のお囃子グループ「八若お囃子会」の
天才少年。
七歳にして、絶妙な「間」をつむいでいました!!
by hue-tomoko | 2011-02-15 10:31